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猫の繰り返す血尿・嘔吐は膀胱炎じゃなく膵炎・胃腸炎が原因だった!

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我が家の猫は、17歳の頃に初めて血尿があり病院に行きました。

その際は、膀胱炎だと診断されました。

一度血尿が出てからは、何度も血尿は再発しました。また、毛玉を吐くわけでもないのに嘔吐することも増えました。

結果的に、繰り返す血尿や嘔吐の裏に思いもよらぬ病気が隠れていました。

病気発覚の経緯や気をつけたい餌についてお話しします。

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繰り返す血尿

初めて血尿になってからというもの何度も血尿が出るようになりました。

猫の膀胱炎は再発しやすいとは聞きますが、さすがに多すぎるんじゃないか?と疑問に思うほど繰り返していました。

月に1度は必ず、多い時は1〜2週間に1度は血尿なんてこともありました。

だけど、血尿以外気になることはなく、食欲もあるし元気だし、繰り返しトイレに入ったりなどもありませんでした。

数日すれば血尿も良くなることばかりだったので、たまに薬だけ貰いに行ってそのまま過ごしていました。

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夜間診療と下部尿路の療法食

初めての血尿から7ヶ月が経った頃、ある日また血尿が出ました。

血尿以外は元気だったいつもとは違い、その時は嘔吐も繰り返していました。

さすがに心配だったので夜間診療のある病院で診てもらいました。

初めての血尿からかなりの頻度で血尿を繰り返していることを伝えました。

特に検査することはなく(病院の方針で、高齢で臆病な猫なので検査自体もストレスになるからしない方向にしましょうと言われました)

その際に、食事療法で対応していきましょうと言われ、いくつかサンプルを貰いました。

ロイヤルカナンのユリナリーS/Oエイジング7+のドライとウェット両方入ったサンプルでした。

膀胱炎や結石症の猫用の餌で、下部尿路疾患に配慮した療法食です。

猫の下部尿路疾患の約60%が特発性膀胱炎で、40〜50%の猫は12ヶ月以内に再発するというデータがあるそうです。

特発性膀胱炎とは・・・結石症や細菌感染がなく、原因がはっきりしない膀胱炎のことで血尿や頻尿などの症状が数日で治っても何度も再発を繰り返しやすい病気。尿が濃くなることやストレスが原因になると考えられています。

あとは、うちの猫は腎臓が悪いので、今まであげていた腎臓の薬(セミントラ)が今は入荷されないので、代わりになる錠剤の薬も処方してもらいました。

早速、薬と貰ったサンプルの餌を今までの餌に混ぜてあげました。

突然餌が変わると胃が驚いて吐いたりすることがあるそうで新しい餌に変えるときは初めは今までの餌と混ぜてから徐々に切り替えていきます。
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悪化する容態

その日は注射をしてもらったこともあり、少し元気になり餌も食べてくれました。

しかし、翌日、翌々日と時間が経っても一向に良くなる気配もなく、むしろ容態は悪化していきました。

病院に行った翌日から1日に何度も吐く日が続きました。

血尿も全く良くなりません。

病院に行ってから1週間経過した頃、ついに餌も全く食べないどころか水すら飲まなくなってしまいました。

それなのに変わらず吐いていました。

あとは、口にも何か出来てるのかムニャムニャとしていて違和感を感じているようでした。

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超音波検査で原因発覚

体はみるからにガリガリになり、餌も水も口にしないのはさすがにまずいと思い

以前、大手術でもお世話になった病院に電話をして診てもらうことにしました。

腹部の超音波検査尿検査をしてしっかり状態を診てくれました。

尿検査では、

・尿に菌などはほとんどいなくて膀胱炎の可能性は低い。
・血尿の原因はストレスが原因の特発性膀胱炎か腎出血だと思うけど、腎出血かどうかは開腹手術をしないと分からないしそこまでするメリットはない

そして、超音波検査

・今、胃が全く動いていない状態
・上腹部の腹膜炎
・膵臓の腫れが強い

結果、膵炎胃腸炎と診断されました。

膵炎で膵臓が腫れて、胃を圧迫していて胃腸炎になっているようでした。

血尿の原因がストレスの場合は、膵炎と胃腸炎のせいで吐いてしまい、その吐くストレスで血尿になっているのかな?ということでした。

血液検査の結果では、肝臓の数値がかなり高値になっていて肝臓も悪くなっていました。

猫は一つ悪くなると連動して他の臓器も悪くなることが多いそうです。

ちなみに、口の違和感は、体の不調により口内炎が出来ているのでしょうと言われました。

膵炎は、場合によっては入院になってしまう可能性や酷くなると黄疸の症状が出て命の危険もあるほど怖い病気につながるとのことで、集中して治療しましょうといわれました。

その日は色々な注射を打ってもらい、薬を貰って1週間様子見することに。

注射が効いたのかその日から餌を食べてくれるようになりました。

水も沢山飲むように。そして吐くこともありませんでした。

見るからに元気になっていったので本当に安心しました。

5.6日目には吐いてしまいましたが、それ以外は以前と変わらないほど元気になっていました。

一週間後、経過を見てもらい、血液検査の数値的にはまだ膵臓や肝臓が悪い数値が出ているので、引き続き薬を1ヶ月飲むことになりました。

お休みしていた腎臓の治療については、腎臓の数値がそこまで悪くないので、今の治療の経過を見てから決めることになりました。

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腎臓が悪い猫が食べてはいけない餌

そして最後に、餌について何気なく質問したら、先生に衝撃のことを言われました。

腎臓ケア系の餌か下部尿路ケア系の餌かどちらをあげるべきか分からなかったので聞いてみると、

「腎臓が悪い猫には絶対に下部尿路系の餌はあげないでください!!」

と、かなり食い気味に言われたのです。

下部尿路系の餌は塩分が強いので、腎臓が悪い猫には良くないとのことでした。

夜間診療で貰った下部尿路療法食をあげるようになってから毎日何度も吐いてたし、悪化したのはそのせいだったのかも…?!

みかん

その後も下部尿路用の別の餌も買ったりして混ぜていたし…恐ろしいことをしてしまった💦

無知は本当に怖いと思いました。

先生に聞いていなかったら今も下部尿路用の餌をあげていただろうから、本当に聞いて良かったです。

改めて、信頼できる先生を見つけることは本当に大切だと痛感しました。

老猫になり体が悪くなることも増えたけど、いつまでも元気に過ごせるように色々気をつけていきます。

 

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