我が家には16歳の老猫ちゃんがいます。
様々なシーンで役に立つガバペン錠の効果と使い道を紹介します。
術後の痛み緩和・精神安定
15歳の時に、乳腺全摘出と避妊手術を同時に行う大手術をしました。

※術後起こったトラブルに関して後日詳しい記事

大手術なので体の負担は勿論、痛みも相当強いということで、痛みを緩和するためと気持ちを落ち着かせる薬としてガバペン錠という錠剤の薬が処方されました。
手術後3泊4日して退院してからの4日間、ガバペン錠を半分に割って(錠剤はハサミで簡単に割れる)朝晩に分けて1日1錠
薬は大の苦手&大手術と慣れない入院で体重がかなり減っていたので、大好きなチャオチュールに半分にしたガバペンを砕いて混ぜてあげてました。
ガバぺンの効果の凄さを知ったのは4日経って薬が無くなったときでした。
退院後、傷口をカバーするためと傷を舐めないようにするためにガーゼをつけて包帯を巻いたりと傷口付近を触れる作業をすることがあったのですが、
全く痛がることも嫌がる様子もありませんでした。
体のどこを触っても全く嫌がることなくゴロゴロまったりしていました。

なんか穏やかだなー。術後の経過も順調そうだし、痛がらないし良かった〜
と思ってました。
そして、処方された4日分のガバペンがなくなってからいつものようにズレた包帯を直そうとしたら

ニ”ャァァア”ァァア!!!
と鳴いてちょっと怒った顔をしてます。

痛いよぉおおお!!
昨日までのゴロゴロまったりした様子もなく、触れようとすると嫌がります。
昨日までの穏やかモードはガバペンの効果だったのかと驚きました。
恐るべしガバペン。
病院に行く前に
うちの老猫ちゃんは病院が大嫌いで診察台に上がると
ゔぅぅゔううううぅううゔ
と鳴いて嫌がります。

病院嫌いだニャ!
(ヘタレなので、声で必死に威嚇するものの暴れたり噛んだりは全くしません。)
そんな病院嫌いな老猫ちゃんのために病院の先生が、
病院にくる3.4時間前に4分の1錠(ハサミで4分の1に割って)飲ませてあげてくださいとガバペンを渡してくれました。
ガバペンを飲んでから病院にいくと、いつもより嫌がらず体を触らせているので、やっぱりガバペンは凄いなと感心してます。
長距離の車移動に
実家帰省の時にはいつも猫も一緒に連れて帰るのですが、引っ越したこともあり実家までの道のりが車で7時間ほどかかります。
車での移動のストレス軽減のために出発前に飲ませてあげるといいと先生にアドバイスをもらったので、車に乗る時も4分の1錠あげてます。
いつも移動中の7時間(渋滞で8〜9時間かかることもある)お利口にしてくれて助かります。
それと、猫の匂いが沢山付いているものを一つ一緒に乗せて帰ります。(小さな座椅子や座布団や毛布など…眠ったりくつろいだりしてるもの)

自分の匂いがあると安心するにゃ
車に乗ってすぐはいつも足元のシートの下に潜り込むのですが、暫くすると出てきて車内を探索したりシートに座って毛繕いを始めます。
餌もよく食べるし水も飲むしトイレもしっかりトイレでしてくれます。(家で使ってるトイレを荷台に置いてます。)
5.6時間経過すると、まだかー??って感じで何回かニャアニャア鳴く時もありますが、それ以外は大人しくしてくれています。

小さい体で長距離移動頑張ってくれて毎回感動と申し訳ない気持ち…

もうちょっと短かったら嬉しいんだけどニャア

僕達が何か食べようとしたら、いつもウ○チするから、トンネルの時とか悲惨だよね(笑)
猫は場所を変えない方がいいとよく聞くので、一度ペットシッターを頼んでお留守番してもらったこともあったのですが、
帰ると沢山吐いてて悲惨だったので、それ以来連れて行くようになりました。
家族が側にいるとどこでもくつろいでくれます。
家でもいつも誰かの膝に乗っているような寂しがり屋さんなので、場所が変わるよりも1人の方が嫌みたいです。
こんな感じでガバペンには大変お世話になっています。
ガバペンがなくなりそうになったら病院に貰いに行ってます。
(1錠200円程で4分の1ずつしかあげない上に、病院前と実家帰省の時しか飲まないのですぐに無くなることはないので安く済みます)
うちの老猫ちゃんは薬の効きがとても良いらしく(手術の時も麻酔がなかなか冷めなくてめちゃくちゃ心配した)
ガバペンを飲んだ日は、いつにも増してダラーーーンゴローーーンとしています。
